感想文

僕がこれから考えなければならないこと

南小学校六年 H・H君

このごろ、地震や災害のニュースをよく見かけます。そういったニュースを見ると、ぼくはとても不安な気持ちになります。でも、今から少しずつでも学んで知識を身につければ、地震などにあった時に落ち着いて行動できるのではないかと考えました。

ぼくは笠縫住宅に住んでいます。住宅の中には防災会というのがあって、おじさんやおばさんが防災についてぼくたちに教えてくれます。

お母さんは去年、自治会の役員をしていました。その時、トランシーバーを持って帰って来ました。ぼくは、

「これ何に使うの。」

と聞きました。するとお母さんは、「災害が起こった時に自治会の人と連絡をとるためにつかうんだよ。」と教えてくれました。ぼくは、トランシーバーを使う日はきてほしくないと思いました。なぜかというとトランシーバーを使うということは、災害が起きて大変な事態になるということだからです。

一学期の、登校中に大きな地震にあいました。今まで、地震にあった時は家族と一緒でしたが、家族と離れて一人で地震にあったのは初めてだったので、びっくりしたし少しこわかったです。ニュースでやっているような余震が何度も来たりするのではないかと不安になりました。以前から、一人の時に地震にあったときどう行動するか、ぼくは家族と話し合っています。まづ、玄関に置いてある防災ボトルを持って逃げます。その中にはかい中電灯、アルミブランケット、笛が入っています。

何年か前に防災会の人がひ難訓練をしてくれました。その時に笠ぬいだけにある黄色いハンカチを玄関にかけて逃げるということを教えてもらいました。黄色いハンカチをかけることによって、ひなんしているかいないかがわかるようになっています。住宅のひなん訓練は学校のひなん訓練とちがって、まづ住宅の中にある公園にあつまります。公園ではけがの手当ての仕方などを教えてもらいました。それから、家の近くの人と一緒にようご学校に行きます。とても勉強になりました。

去年は防災会の人に登下校の時に地震にあった時はどうするのかの話をしてもらいました。かべがたおれてくるかもしれないので道の真ん中に行くことや、ランドセルで頭を守ることなどを教えてもらいました。話の最後に、「自分の命は自分で守る」という言葉がありました。ぼくはそれが心に残りました。

阪神・淡路大震災・東日本大震災では多くの人の命が亡くなりました。その時によく南海トラフ地震の話がでてきます。いつ来るのか分からないのが地震です。来た時は、ぼくの住んでいる田原本町も大きな被害を受けると思います。その時に防災会の人が教えてくれたこと、その話を聞いてぼくが考えて感じたことを思い出して、少しでも人の役に立てる行動をとっていきたいです。

今年は、もう暑さや台風による西日本ごう雨などがありました。雨の日が続くと家の近くの飛鳥川や寺川がどうなっているかが気になります。だから田原本町が流してくれる放送をしっかりと聞こうと思います。ぼくはこの放送を聞くたびに不安になります。しかし、その時の状きょうが分かるので安心にもつながっています。

これからも、自分の命を守るため大切なことをしっかりと聞き、考え、落ち着いて行動していきたいです。